みんな大好き高たんぱく低カロリーのサラダチキン開発ストーリー

みんな大好き高たんぱく低カロリーのサラダチキン開発ストーリー

 

 
 

概要

 
ここ最近、コンビニやスーパーで売っている「サラダチキン」の人気が凄いですね。今回は、日本で初めてサラダチキンを作ったメーカー「アマタケ」のサラダチキン開発ストーリーをご紹介します。

今でこそ会社の経営は安定していますが、一時は東日本大震災の被害を受けるなどして倒産の危機もあったそうです。そこから現在の売上をあげるまでには様々な苦労があったようですが、その苦難の日々も含めてご紹介していきます。
 
 
 

サラダチキンが売れている理由とは?

 
徐々に高まっている健康志向で、日本人は高たんぱく低カロリーと言われている鶏肉を好んで食べるようになりました。2016年の鶏肉消費量は164万トンで、牛肉よりも豚肉よりも多い消費量となりました。

そしてこのブームに乗り、コンビニやスーパーでは新たな戦略として「サラダチキン」を売り出し、これが大ヒットとなりました。
 
 
 

アマタケの商品開発力

 
もともとアマタケは養鶏や合鴨の飼育・加工販売の実績はありましたが、もっとやれることはないかということで抗生物質などの薬を使わないで鶏を育てるということに挑戦しました。当時は薬を使わずに鶏を育てることは不可能だと言われていましたが、アマタケ3代目の秀雄さんが1999年に新たな飼育方法を作り上げ、薬を使わない養鶏を実現しました。これにより、消費者が安心して食べられる鶏が誕生しました。

その後、4代目の秀企さんは、その鶏の味をよくするために開発を始めました。味や食べた感じを良くするために、わざわざフランスから赤鶏を輸入し、日本の鶏と掛け合わせることでもっともっとおいしい鶏を作ろうとしました。養鶏場には床暖房を取り入れ、餌にもこだわり、薬を一切使わないおいしい鶏の開発を目指しました。そして、2004年に、多くの時間と費用をかけて無薬のおいしい「南部どり」が開発されました。南部どりってよく聞きますよね。
 


 
 
 

日本で最初にサラダチキンが誕生したのは2001年

 
思っていたよりサラダチキンには歴史があり、日本で最初にサラダチキンが誕生したのは2001年のことでした。もともと一般消費者向けには販売されていませんでしたが、一般消費者にも手に取り易いようにパッケージを現在と同じような造りのものに改め、一般消費者向けに販売を開始しました。当時は、「ハーブ」「タンドリー」「たまり醤油」の3種類の味で販売したそうです。

そして2004年には、ちょうどこの年に開発された無薬の南部どりを使ったサラダチキンが誕生しました。これを機にパッケージを一新させ、アマタケはここからどんどん売上を伸ばしていこうとしていました。そんな矢先、アマタケの工場を東日本大震災が襲ってしまったのです。
 


 
 
 

東日本大震災がアマタケの工場を襲った

 
多額の資金を使って開発した南部どりの養鶏場や、アマタケの工場を東日本大震災の津波が襲いました。津波によってアマタケの工場は壊滅し、養鶏場で育てられていた南部どりも殺処分せざるを得ない状況になってしまいました。

震災後少ししてから一部工場は復旧しましたが、南部どりの開発に多額の資金をかけていたことや、複数の工場が壊滅したこと、原発事故の風評被害などで売上げがガタ落ちし、アマタケは倒産寸前に追い込まれてしまいました。それでも会社を倒産させるわけにはいかないと、アマタケの社員は震災からの復興に力を入れていましたが、なかなか思うように会社を立て直すことができず、苦しい日々が続きました。

しかしここで転機が訪れました。
 
 
 

アマタケの窮地をモスバーガーが救った

 
商品も思うように売れずに窮地に立たされたアマタケでしたが、その窮地をモスバーガーが救いました。モスバーガーはアマタケの窮地を救うため、南部どりを使ったハンバーガーを企画して売り出しました。

これが1か月で45万個を売り上げる大ヒット商品となり、これをきっかけにアマタケは経営状況を改善していきました。南部どりのハンバーガーって記憶にありますもんね!
 


 
 
 

サラダチキンの売上を伸ばすためアンケートを実施

 
ここから一気にサラダチキンの売上を伸ばして会社を立て直すため、アマタケは消費者にアンケートを実施しました。そのアンケートの結果、アマタケは今まで全く気づいていなかった消費者のニーズを知ることができました。

アンケートの結果で分かったことは、消費者の多くはサラダチキンの皮をわざわざ取って食べていたということでした。今でこそサラダチキンには皮がないのが当たり前になっていますが、当時のサラダチキンは鶏の皮がついていました。鶏の皮は脂が多いため、皮を食べない人が多かったのだと思います。
 


 
 
 

皮なしのサラダチキンが開発された

 
アンケートの結果から、わざわざチキンの皮をとって食べている人が大勢いるということが分かり、アマタケは最初から皮のないチキンを発売するという決断をしました。皮を取ってしまうとチキンにパサつきが出ることが予想され、社内から反対の声も上がったとのことですが、2014年に皮なしのサラダチキンを発売することになりました。

最初は消費者に受け入れられないのではないかと不安もあったみたいですが、皮を取ることでカロリーも40%カットすることができ、これが健康ブームに受け入れられてヒット商品となりました。震災で一時は経営危機にまで陥ったアマタケですが、この皮なしのサラダチキンは震災前の1.5倍も売れるアマタケの主力商品にまでなったそうです。
 
 
 

サラダチキンのヒットに満足せずに商品開発を続けた

 
サラダチキンは震災前の1.5倍も売れるヒット商品となりましたが、アマタケはここで満足せず、「ひと手間をかけることが商品を強くする」という考えのもと、「ひと手間カンパニー」を会社のスローガンにして商品の見直しを続けました。

アマタケのすごいところは、ヒット商品が誕生してもそれに満足せずに商品開発を怠らなかったところなんでしょうね。皮なしのサラダチキンには10種類の味を用意し、おいしさや食べやすさなどを追求することで、現在では震災前の10倍も売れている大ヒット商品となりました。
 
 
 

感想

 
商品開発への想いがすごい!
ヒット商品が誕生しても、そこで満足せずに商品開発を続けたことがスゴイと思いました。

日本で初めてのサラダチキンを作ったり、日本で初めての無薬の鶏の飼育に成功したりと、商品開発にかける想いやハングリーさが今のアマタケを創っているんだろうな、と思いました。「ひと手間をかけることが商品を強くする」という「ひと手間カンパニー」っていう言葉がアマタケの理念をひとことで表している感じがします。
 

社員への感謝がすごい!
上では書いていませんが、アマタケは社員を大切にする企業だそうです。アマタケの社員がしっかりと休めるように、工場の3階にある休憩室を3000万円かけてリフォームしたそうです。
 

私も何か大きなことがしたい!
とにかくすごい!なんだか感動した!そして私も影響されてしまいました(笑)
 

そして私は考えた
一度はこういう夢のあるビジネスをやってみたいな~と思いますよね。けど、あまり取り柄のない一般人ができることってあるのかな、と思ったので色々と調べてみました。何か大きなことがしたい人は是非読んでみてください(笑)

 
 
 
 
 


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