パナソニック創業者の松下幸之助が言った心に刺さる名言集

パナソニック創業者の松下幸之助が言った心に刺さる名言集

 

松下幸之助(まつしたこうのすけ)とは

 
1894年11月27生まれ(享年94歳:1989年4月27日没)の実業家、発明家。パナソニック(旧松下電器)を一代で築き上げた超敏腕経営者で、経営の神様とも呼ばれている。

大阪を走る路面電車を見て感動し、電気に携わる仕事ということで大阪電灯(現関西電力)に16歳で入社し、電球ソケットを在職中に考案した。23歳のときに大阪電灯を退職し、自宅で電球ソケットの製造販売を行った。最初は思うように売れなかった商品も、川北電気(現パナソニック エコシステムズ)から大量受注を得ることができ、事業拡大に伴い大阪市に松下電気器具製作所(現・パナソニック)を創業した。そこから数々の商品を発明し、一代で松下電器を大企業にした。
 
 
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松下幸之助の名言

 
松下幸之助の名言は多すぎて書ききれませんでした。ということで、私が素敵だな~と思ったものを選んで載せさせていただきます。

松下幸之助は「人を最も大切にする」経営者と言われていましたが、本当にその人柄が出ている名言が多いと思いました。人を大切にし、謙虚な気持ちで情熱を持って仕事に取り組んでいたんだろうな、と感じました。

それではご覧ください。
 
 
 

1.人と比較をして劣っているといっても、決して恥ずることではない。けれども、去年の自分と今年の自分とを比較して、もしも今年が劣っているとしたら、それこそ恥ずべきことである。
 
 

2.志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。
 
 

3.アイデアを生むと言っても、口先だけでは生まれない。これもやはり熱心であること。寝てもさめても一事に没頭するほどの熱心さから、思いもかけぬ、よき知恵が授かる。
 
 

4.商売とは、感動を与えることである。
 
 

5.万策尽きたと思うな。自ら断崖絶壁の淵にたて。その時はじめて新たなる風は必ず吹く。
 
 

6.世間には大志を抱きながら大志に溺れて、何一つできない人がいる。言うことは立派だが、実行が伴わない。世の失敗者には、とかくこういう人が多い。
 
 

7.部下に大いに働いてもらうコツの一つは、部下が働こうとするのを、邪魔しないようにするということだ。
 
 

8.人の言に耳を傾けない態度は、自ら求めて心を貧困にするようなものである。
 
 

9.いくつになってもわからないものが人生というものである。わからない人生を、わかったようなつもりで歩むほど危険なことはない。
 
 

10.叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である。
 
 

11.十のサービスを受けたら十一を返す。その余分の一のプラスがなければ、社会は繁栄していかない。
 
 

12.石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない。
 
 

13.春を楽しむように人生を楽しむ心があるならば、やがてまた春のそよ風のように、心もやわらいで、生き甲斐も感じられてきます。
 
 

14.人を使うには、ほめて使う、叱って使う、批判して使うなどいろいろあるが、ほめて使う人が概して成功している。
 
 

15.人は何度やりそこなっても、「もういっぺん」の勇気を失わなければ、かならずものになる。
 
 

16.無限に発展する道はいくらでもある。要はその道を探し出す努力である。
 
 

17.自分が方向を変えれば 新しい道はいくらでも開ける。
 
 

18.不況、難局こそ何が正しいかを考える好機である。不況の時こそ事を起こすべし。
 
 

19.経営者にとって大事なことは、何と言っても人柄やな。結局これに尽きるといっても、かまわんほどや。まず、暖かい心というか、思いやりの心を持っておるかどうかということやね。
 
 

20.情勢は刻々と移り変わっていく。だから、1日の遅れが1年の遅れを生むというような場合も少なくない。決断もせず、実行もせずといった姿で日を過ごすことは許されない。
 
 

21.どんなつまらんことでも見方で変わってくるんや。心して見るか、心なしに見るかで大いに対応が違ってくる。
 
 

22.成功する会社は成功するようにやっている。失敗する会社は失敗するようにやっている。
 
 

23.何か重要なプロジェクトを任せる時、熱心に仕事をする人と賢い人、どちらに任せるか。答えは熱心な人だ。
 
 

24.教えることに熱意を持て、教えられることに謙虚であれ。教え教えられずして何ものも生まれてこない。
 
 

25.熱意があれば、まわりの人がその熱意にほだされて、みな一所懸命やりますよ。なんぼ賢い人でも経営に熱意をもっておらんと、まわりが動かん。
 
 

26.きみな、赤字というのは、人間の体で言うたら、血を流してるのと一緒や。体から血が流れっぱなしやったらどうなる? 死んでしまうわな。死んだらいかんから、血を止めないかんな。
 
 

27.知識なり才能なりは必ずしも最高でなくてもいい。しかし、熱意だけは最高でなくてはならない。
 
 

28.他人の道に心を奪われ、思案にくれて立ちすくんでいても、道は少しもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
 
 

29.軍師の言うとおりにしているのでは、大将はいらない。軍師の言うとおりやるか、こういうふうにやれとか、それを決定する才能が経営者の条件。
 
 

30.商売というものは単なる売り買いでなく懸命な奉仕であり、そこに良き心が通いあわなければならない。誠意をもって事に当たってこそ、その人の言葉、態度に深い味わいが生まれ、それが人の心を動かす。
 
 
 

松下幸之助の不況克服の心得10か条

 
第1条 「不況またよし」と考える
 不況に直面して、ただ困ったと右往左往していないか。不況こそ改善へのチャンスであると考える前向きの発想から、新たな道もひらけてくる。
 

第2条 原点に返って、志を堅持する
 ともすれば厳しさに流されて判断を誤りやすい不況こそ、改めて原点に返り、基本の方針に照らして進むべき道を見定めよう。そこから正しい判断も生まれ、断固といた不況克服の勇気と力が湧いてくる。
 

第3条 再点検して、自らの力を正しくつかむ
 ふだんより冷静で念入りな自己評価を行い、自分の実力、会社の経営力を正しくつかみたい。誤った評価が破綻を招くのである。
 

第4条 不撤退の覚悟で取り組む
 なんとしてもこの困難を突破するのだという強い執念と勇気が、思いがけない大きな力を生み出す。不況を発展に変える原動力は烈々たる気迫である。
 

第5条 旧来の慣習、慣行、常識を打ち破る
 非常時ともいえる不況期は、過去の経験則だけでものを考え行動してもうまくはいかない。これまでの当然のこととしてきた慣習や商売の仕方を、徹底的に見直したい。
 

第6条 時には一服して待つ
 あせってはならない。無理や無茶をすれば、深みにはまるばかりである。無理をせず、力を養おうと考えて、ちょっと一服しよう。そう腹を据えれば、痛手も少なくなる。終わらない不況はないのである。
 

第7条 人材育成に力を注ぐ
 「苦労は買ってでもせよ」というが、不況とはその貴重な苦労が買わずとも目の前にあるときである。好況のときには出来ない人材育成の絶好の機会としたい。
 

第8条 「責任は我にあり」の自覚を
 業績低下を不況のせいにしてはいないか。どんな場合でも、やり方いかんで発展の道はある。うまくいかないのは、自らのやり方に当を得ないところがあるからである。
 

第9条 打てば響く組織づくりを進める
 外部環境の変化に対する敏感な対応は、よい情報も悪い情報も社員からどんどん上がってくる、お互いの意思が縦横に通いあう風通しのよい組織であってこそ可能となる。
 

第10条 日頃からなすべきをなしておく
 不況時は特に、品質、価格、サービスが吟味される。その吟味に耐えられるように、日ごろからなすべきことをなしていくことが必要である。
 
 
 

松下幸之助の商売戦術30か条

 
第1条 商売は世のため人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり

第2条 お客様をじろじろ見るべからず。うるさく付きまとうべからず。

第3条 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何。

第4条 棚立て上手は商売下手。小さい店でゴタゴタしている方がかえってよい場合あり。

第5条 取引先は皆親類にせよ。これに同情を持ってもらうか否か店の興廃のわかるるところ。

第6条 売る前のお世辞より、売った後の奉仕。これこそ永久の客を作る。

第7条 お客様の小言は神の声と思って何ごとも喜んで受け入れよ。

第8条 資金の少なさを憂うなかれ。信用のたらざるを憂うべし。

第9条 仕入れは簡単にせよ。安心してできる簡単な仕入れは繁盛の因と知るべし。

第10条 百円のお客様よりは一円のお客様が店を繁盛させる基と知るべし。

第11条 無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。

第12条 資金の回転を多くせよ。百円の資本も十回まわせば千円になる。

第13条 品物の取り換えや返品にこられた場合は、売ったときよりも一層気持ちよく接せよ。

第14条 お客の前で店員小僧をしかるくらいお客を追い払う妙手段はない。

第15条 良き品を売ることは善なり。良き品を広告して多く売ることはさらに善なり。

第16条 自分の行う販売がなければ社会は運転しないという自信を持て。そしてそれだけに大なる責任を感ぜよ。

第17条 仕入先に親切にせよ。そして正当な要求は遠慮なく言え。

第18条 紙一枚でも景品はお客を喜ばせるものだ。付けてあげるもののない時は笑顔を景品にせよ。

第19条 店のために働くことが同時に店員のためになるよう、待遇その他適当の方法を講ずべし。

第20条 絶えず美しい陳列でお客の足を集めることも一案。

第21条 紙一枚でも無駄にすることはそれだけ商品の値段を高くする。

第22条 品切れは店の不注意、お詫びして後「早速取り寄せてお届けします」とお客の住所を伺うべきである。

第23条 正札を守れ。値引きはかえって気持ちを悪くするくらいが落ちだ。

第24条 子供は福の神。子供連れのお客、子供が使いにきての買い物にはとくに注意せよ。

第25条 常に考えよ今日の損益を。今日の損益を明らかにしないでは寝に就かぬ習慣にせよ。

第26条 「あの店の品だから」と信用し、誇りにされるようになれ。

第27条 御用聞きは、何か一、二の品物なり商品の広告ビラなり持って歩け。

第28条 店先を賑やかにせよ。元気よく立ち働け。活気ある店に客集まる。

第29条 毎日の新聞広告は一通り目を通しておけ。注文されて知らぬようでは商人の恥と知るべし。

第30条 商人には好況不況はない。いずれにしても儲けなければならぬ。

 
 
 

いかがでしたか?松下幸之助の名言から学ぶことは多いですね。本当に偉大な人なんだな~と思いました。

 
 
 
 


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